シスコが通期売上予想を上方修正、AI需要の急速な拡大を背景に
ネットワーク機器やクラウドインフラを手がけるテクノロジー大手のシスコシステムズが、通期の売上予想を当初の見通しを上回る水準に引き上げた。これまでの厳しい市場環境から転換し、特にAI関連インフラへの投資拡大が業績改善をけん引しているとみられている。
シスコのアナリスト向け説明会では、ネットワーク機器やデータセンター関連製品の需要が広範囲で増加していることが強調された。生成AIの台頭に伴い、企業や通信キャリア、クラウド事業者がAI処理を支える基盤インフラの構築に積極的に投資を行っており、その波がシスコの売上にも直結しているという。
ウォール街のアナリスト予想を上回る売上見通しを示したことで、投資家の間でも同社の業績回復期待が高まっている。今後数四半期は、AI投資ブームが続く限り、こうした好調な需要環境が維持される見込みとの見方が有力だ。一方、市場競争の激化やサプライチェーン上の課題など、下振れリスクも引き続き注視する必要があるとの指摘もある。