世界最薄へ更新される折りたたみスマホ、中国メーカーがサムスンに迫る
かつては高級品の象徴だった折りたたみスマートフォンが、2026年の中国市場で急速に主流化しつつあります。最新の技術競争に浮かび上がるのは、大手企業のサムスンに対抗する中国メーカーの驚くべき技術力です。
HONORやOPPOといった中国の大手スマートフォンメーカーが、相次いで新世代の折りたたみ機を発表。特に注目されるのは、折りたたんだ状態での厚さをめぐる競争です。サムスンの「Galaxy Z Fold7」が折りたたんだ時点で8.9mmという薄さを実現した一方、HONORは2026年3月に「世界最薄」の更新を発表。この微細な領域でのエンジニアリングの競合が、市場全体の技術水準を押し上げています。
OPPOは、独自の折りたたみメカニズムで先行企業の弱点を直接的に指摘する発表会を実施。後発企業ながら、設計の工夫によってサムスン製品の課題を解決する姿勢を前面に打ち出しています。こうした競争は消費者にとって恩恵があり、折りたたみスマートフォンの実用性が急速に向上しています。
価格面でも大きな変化が起きています。かつては超高級品だったこのカテゴリーに、数万円台の入門機も登場。軽量化、薄型化、ヒンジ耐久性の向上、防水対応など、以前の弱点がかなり改善されました。さらにAI機能や高性能カメラを搭載したモデルも増え、単に「折りたためる」という機能だけに留まらない魅力が強化されています。
2018年に中国のRoyole社が世界初の市販折りたたみスマートフォン「FlexPai」を発売してから約8年。中国が開拓した市場は、今や世界最大のスマートフォン市場での激しい技術競争へと発展しました。完成度の高さが日々向上するこのカテゴリーは、未来系ガジェットではなく、実用的なデバイスへと変貌を遂げようとしているのです。