イギリスが今夏5度目となる熱波の襲撃を受け、気象当局が「極端」レベルの警告を発令した。気温は37度に達する可能性があり、8月の最高気温記録を更新する可能性も否定できない状況だという。 一度だけでなく、同じ年に何度も繰り返される熱波の到来は、イギリスの気候変動の実感として響いている。ニューヨーク・タイムズの報道では「英国の夏は以前と同じではなくなった」という指摘が取り上げられており、かつての温帯気候の象徴だったイギリスの季節感が大きく変わりつつあることが浮き彫りになっている。 スカイ・ニューズによれば、この熱波の到来に伴い、各地で山火事の危機も懸念されている。極端な気象条件下では、ちょっとした出火原因でも火災が急速に広がる可能性が高まるため、当局は注意喚起を続けている。 気象の異変は、欧州全体で同時多発的に起きている現象でもある。今回の熱波もその一例であり、グローバルな気候システムの変化が日々の生活に直結する形で現れているのが、2020年代のヨーロッパの現実となっている。