イギリスでのアニメ関連グッズ販売が急速に成長しています。市場規模は2024年時点で2億700万ドル(約211億円相当)に達しており、2030年には3億8460万ドルに拡大すると予測されています。年平均成長率が10.9%と、堅調な伸びを示す見込みです。 この市場拡大を牽引しているのは、アニメが主流のエンターテインメントとして認識され始めたことです。ストリーミング配信サービスの普及により、イギリスの視聴者がドラゴンボールやナルト、鬼滅の刃といった作品に容易にアクセスでき、これまで以上に深くアニメ文化に関心を持つようになりました。特にミレニアル世代とジェネレーションZ層は、幼少期にアニメで育った経験が大人になっても続いており、グッズ購入へとつながっています。 グッズの種類についても、単なるキャラクターグッズの域を超えています。フィギュアが2024年の売上高で41.63%を占める最大セグメントとなっているほか、書籍が最も急速に成長しているカテゴリーとなっており、衣類、ボードゲーム、ポスターなど多くの商品カテゴリーが含まれています。大人のコレクター層が増えており、質の高い限定版フィギュアへの需要が高まっています。 イギリス国内でも、MCM Comic Conなどのアニメコンベンション開催が活発化し、ファンコミュニティが形成されつつあります。こうした基盤があることで、小売企業もアニメグッズへの投資に積極的になり、オンライン販売と実店舗双方での取扱いが増えています。デジタル配信とリアルコミュニティの双方による好循環が、今後のさらなる成長を支える要素となっています。