欧州中央銀行(ECB)は、現在流通しているユーロ紙幣の後継となる新しいデザイン案を発表し、欧州全域の市民による投票を開始しました。 新紙幣に候補として選ばれたのは、歴史上の著名人物や自然をモチーフにした10種類のグラフィックです。その中には、科学者のマリー・キュリーやルネサンスの万能人レオナルド・ダ・ヴィンチといった、ヨーロッパの文化的遺産を象徴する人物が含まれています。また野鳥など自然のモチーフも提案されており、従来の建築物を題材にしてきたユーロ紙幣から、より多様なテーマへの転換が検討されている様子が伝わってきます。 この投票プロセスは、ユーロ圏の市民がユーロの象徴となるビジュアルアイデンティティに直接関わる稀有な機会です。最終的なデザイン決定には、市民の投票結果が重要な役割を果たすことになります。新紙幣への採用が決まったモチーフは、今後、数十年にわたってヨーロッパ中の人々の手に渡ることになるため、この選定プロセスには象徴的な意味合いがあります。