韓国で高齢者の「共同名義」多住宅者が波紋、孫の世話で家を空ける住民から怒りの声
韓国で家を複数所有する高齢者たちが直面する予期せぬ税制上の問題が注目を集めている。孫の世話のため家を空けたり、配偶者と共同名義にしたりした結果、投機目的の多住宅者として扱われ、保有税や譲渡税の負担が急増するケースが相次いでいるという。
この問題の背景には、韓国の不動産税制の解釈にある。共同名義による複数物件の所有や、一時的に居住地を変更して他の家を空けている状況が、当局の目には多住宅保有(投機)と映りやすいという構造がある。数十年同じ家に住んできたという高齢者でさえ、こうした技術的な理由で扱いが変わってしまう可能性が生じている。
ソウルの強南地域に住む一部の高齢者たちからは、「数十年この家に住んできたのに、どうして投機家扱いされるのか」という怒りの声が上がっている。子どもや孫の世話で家族構成が流動的になる中で、名義変更や共同所有が生じるのは自然なことだが、税制上はそうした背景が十分に考慮されていないというわけだ。
民原の現場では、「孫の面倒を見るために引っ越したのに、まさか税務上の問題が生じるとは思いもしなかった」「保有税が急に上がるという通知が来た」といった相談が相次いでいる。これまで多住宅者規制の対象外だと考えていた層が、突然制度の網に引っかかる状況が増えており、制度の柔軟性と公正性をめぐる議論が深まっている。