米国が運用する大型光学観測施設のルービン天文台が、太陽系の外縁部でこれまで未発見だった矮小惑星の有力候補を検出した。ネプチューンの軌道より外側の領域で観測された今回の発見は、同施設が本格運用を始めて初めての大きな成果となる。 矮小惑星は、惑星ほど大きくはないものの、小惑星よりも質量を持つ天体として定義されている。冥王星がこのカテゴリに属することで知られており、太陽系の遠い領域にはまだ多くの未発見天体があると予想されている。今回検出された天体も、その条件を満たす可能性が高いという。 NSF(米国科学財団)とDOE(米国エネルギー省)が共同で推進するルービン天文台は、広大な天域を高感度で観測できる次世代機器として期待されてきた。実際の観測開始後、初めて矮小惑星の候補を特定したことで、同施設の性能と将来的な発見への期待がさらに高まった形だ。 太陽系の外縁領域には、カイパーベルトと呼ばれる無数の小さな天体が密集する領域が存在する。今回の発見は、従来の観測では見逃されていた天体の存在を示唆しており、同様の方法で今後さらに多くの新天体が発見される可能性を開く。ルービン天文台による系統的な観測を通じて、太陽系の成り立ちや進化の理解が深まると期待されている。