ソニーがスペインで新しい施策に動き出しました。あまり使用していないPlayStation 5(PS5)の所有者に対し、中古販売プラットフォーム「Back Market」を通じてコンソールを売却するよう促すメールキャンペーンを始めたのです。 このキャンペーンでは、ユーザーに対して最大400ユーロ程度の買い取り価格を提示し、遊んでいないPS5を手放すことを勧めています。PlayStation公式が直接、ユーザーの機器売却を促すという珍しい取り組みです。 背景にあるのは、ゲーム業界における在庫確保の課題です。XboxもMicrosoftが同様のアプローチを先行して実施しており、ソニーもそれに追従する格好となっています。今後発売予定の大型タイトル、特にGrand Theft Auto VI(GTA 6)のような注目度の高いゲームをターゲットに、ゲーム市場へ新規ユーザーを呼び込むための戦略と考えられます。 ユーザー視点では、不要になったPS5を公式ルートで買い取ってもらえる利便性が生まれ、一方でソニーにとっては、眠っている機器を市場に流通させることで、新規購入につながらない層に対する間接的なアプローチができるわけです。ゲーム機市場の飽和期において、メーカーが既存ユーザーの資産流動化にまで関与し始めた興味深い動きといえるでしょう。